衣服のリサイクル
50代になって洋服には全く興味がなくなった。
その昔、やれコムデギャルソンだ、グッドイナフだと大騒ぎしていたのが嘘みたいだ。
装苑もミスターハイファッションも買っていてトキオクマガイに憧れてもいた。
小野塚秋良のオッズオンも好きだった。
細川伸PASHUは母親が好きなブランドで、勝手に買って送ってきたこともあって一番持っていたし、結局は一番好きだったかもしれない。
それが、自分だけではなくて世界的にこれほどまでに服に興味がなくなったのはスティーブ・ジョブズのせいだろう。
2000年に入ってAppleが一番ファッショナブルとなって、その代表のジョブズはいつも同じイッセイミヤケのタートルネックとリーバイス501とニューバランスを着ていた。
ひっくり返すとファッション追いかけてる奴ダサい、となったのだろう。
ダサいは地方出身者への呪いの言葉。
これをフェイスブックのマークザッカーバーグも踏襲。
“どんな服を着るかとかいう小さい決断は、エネルギーを消費する”
かくしてノームコアがファッションのトレンドとして確立。
ノーマルでハードコア。いたって普通。極めて普通。普通が核心。
これは庶民にとってもじつは朗報。
だって一見お金がかからない。
ほんとは上質やセンスがもとめられるんだけど、それこそほとんどの人が持ってない。
このノームコアが、GAPが起源と思われるファストファッションのトレンドとあいまって
めでたく服に興味がなくなったのだ。
今では人前に出る時にだけユナイテッドアローズでやっつけの買い物をするだけ。
当時ビームスのパクリと蔑んでいたアローズで。
そんな感じで服に興味がなくなったオレでも、ひとつだけ気にしていることがある。
それはリサイクルやリユースできるかどうかだ。
思えば昔は日本救援衣料センターに自分で送料を負担した送っていたくらいだ。
MOTTAINAIの何年も前。
今はユニクロやGU(ジーユー)でやっているのは知っているけど当然ながら自社商品。( 全商品リサイクル活動 )
無印良品のRINGプロジェクト(旧FUKU-FUKUプロジェクト)も同じというかそもそも知られたくないのかってくらいひっそりやっていて持ち込みづらい。
H&Mの衣類回収プログラムも外資だからかなんか信用できないし
ラゾーナやららぽーと(三井不動産の&EARTHプロジェクト 衣料支援プロジェクト)やGAP(衣服リサイクルプロジェクト)はいつもやってるわけじゃない。
そうそう、ZOZOTOWN(ゾゾタウン)にもブランド古着買取サービスがあって当初はよく利用していたのだが、そもそもZOZO自体をあまり利用しなくなったし、リーバイスとかのジーンズショップ的なものは値段がつかない。値段がつかないなら無償で寄付したい。
そんなときにライトオンのリユースプロジェクトを知った。
ライトオンなら持ち込みやすいし、リーバイスとかも持っていきやすい。
一袋ごとにライトオンの500円オフクーポンももらえる。
ライトオンで買い物したことはないんだけど今後はあるかもしれない。
とにかくリサイクルやリユースがしやすいことは服を買う時の大事な指標だ。